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専門外来 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
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専門外来 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来【完全予約制】

東京慈恵会医科大学の耳鼻咽喉科・呼吸器科と連携し診療を行っております。
又、他のクリニックに通院している方でアクセスや診療時間でご不便に感じている方を対象に診療しております。
ご利用になれる時間帯、月6回程度火・木・金の受付時間18:00〜18:45に行っております。
お電話にてご確認下さい。初診は随時受け付けております。

多忙の働く世代の方にも好評を得ております。 今後も精度の高い診療を理念に掲げ、患者ファーストを心掛けて診療してまいります。

CPAP※ 導入後のフォローアップなどにも是非ともご利用ください。 ※CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、 睡眠中に圧力を加えた空気を鼻から送り込むことによって、気道の閉塞を取りのぞく治療法です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなり、日常生活に障害を引き起こす疾患を睡眠時無呼吸症候群(SAS)と呼びます。 医学的には10秒以上の気流停止(軌道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が(一晩に7時間睡眠中)に 30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と考えられます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんの傾向として、煙草がやめられない方、寝る前の飲酒が習慣化している方、太り気味、高血圧、糖尿病、高脂血症などの既往がある方がなりやすい傾向にあり、身体的特徴としては首の短い方、下あごが 小さい、小顔、下あごが後方に引っ込んでいる、歯並びが悪い、下の付け根が大きいなどといった顔や首周りの身体的特徴がその発症が強く関連する場合もございます。
激しいいびきなど気になる症状の方は1度受診されることをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群(睡眠関連呼吸障害:SAS(Sleep Apnea Syndrome))とみられる症状

  • 就寝中の意識覚醒の短い反復、脳の不眠
  • 睡眠時の無呼吸状態
  • 夜間頻尿
  • 昼間にうとうとしてしまう傾眠傾向
  • 激しいいびき
  • 集中力の低下
  • など

家族などの同居者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れます。特に自覚症状が弱い場合は誰にも発見されないため、その状態が徐々に悪化して深刻な問題を起こしてしまいます。よくある深刻な問題の例は、自動車の運転中に強い眠気が発生し運転操作を誤って人身事故になることです。このような事故をきっかけにこの症状を知るというケースが目立ちます。この病気が一般社会に知られるようになったのも、患者が起こした事故の報道によるものでした。

また、重症例が長期間未治療で放置されると、心筋梗塞や脳血管障害など重大な全身疾患を合併するリスクがあがりますので早期発見と治療は重要となります。

また、同居者がいてもこの病気に関する情報を持っていなければ、単に「いびきをかきやすい体質」としか認識されず、治療開始が遅れることもありえます。

睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、通常の一定リズムではなく、しばらく無音のあと著しく大きく音を発するという傾向・特徴を持っています。

睡眠時無呼吸症候群SASと生活習慣病

睡眠時無呼吸症候群(SAS)には、様々な生活習慣病が合併します。SAS によって適切な睡眠がとれていないと身体全体に関わる生活習慣病の発生や状態の悪化に影響を及ぼすようになります 。
SASによって生活習慣病(高血圧や心臓病、脳卒中、糖尿病など)の発生リスクが上がると報告されています。SAS による「間欠的低酸素血症」と「睡眠の分断による交感神経の亢進」の2つが大きく関与していると考えられます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

初期介入は行動療法であり、酒や睡眠薬の中止などを行います。

減量療法

患者が肥満者の場合、減量により上気道周辺の脂肪の重さによる狭窄を改善します。

持続陽圧呼吸療法 (CPAP)

nasal CPAP(nasal continuous positive airway pressure; 鼻シーパップ、ネーザルシーパップ)装置よりチューブを経由して鼻につけたマスクに加圧された空気(陽圧の空気)を送り、その空気が舌根の周囲の軟部組織を拡張することで吸気時の気道狭窄を防ぐ方法です。

CPAP治療は日本国内では保険診療として認められており、1ヶ月当たり5,000円弱で利用することができる。 一般的には保険診療扱いで「装置をレンタルして使う」ようなスタイルのため、定期的な通院が必要です。

現在のCPAPは患者の状態に合わせてリアルタイムで圧力が変化するAuto CPAPと呼ばれる機種が主流で睡眠中の治療データを記録するための機能を持っており、そのデータを医師が回収して分析します。

CPAP装置から鼻マスクへ送出される空気の気圧は、症状や体格により異なるが、4~20cmH2O程度である。どうしても処方直後は不快感を持ちやすく、睡眠中無意識に鼻マスクを外してしまうことがある。機種によっては、このような場合に警告音を鳴らすことができる。CPAPの普及に伴い、不快感を減少させるための工夫が年々行われている。どのような形式の鼻マスクであれ、調整用のバンドが付いているので快適な装着感が得られるまで調整を繰り返し、できるだけ早く慣れるように試みるのが基本です。

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